車中泊のマットを調べていると、「8cm」「10cm」と厚みを競い合うような商品ばかり出てきます。厚いほうが快適そうに見えますよね。
私はプラド時代にコールマンのインフレーターマットを使い、今はハイエースでニトリの高反発マットレストッパー(厚さ4cm)を使っています。両方を使った結論はこうです。車中泊では、厚ければ良いわけではありませんでした。


結論:ハイエースには4cmがちょうどよかった
- ベッドキット(リンクスファクトリー Flat4)だけでは快適とは言えません。連泊はきついです
- 厚みのあるインフレーターマットは良かったが、天井が近くなって圧迫感が出た
- 今はニトリの高反発マットレストッパー・厚さ4cm。替えて寝心地は良くなりました
- サイズはダブルがちょうどよかった
この記事の前提:リンクスファクトリー「Flat4」ベッドキットを使っています。
Flat4はクッション厚が45mm(4.5cm)あり、ベッドキット自体がすでにやわらかいのが特徴です。下地のクッションが薄いベッドキットや、自作の板張りの場合は、マットで厚みを補う必要があります。厚みの話は、自分の下地がどれくらいやわらかいかに置き換えて読んでください。
ベッドキットだけでも寝られる。それでもマットを足した理由
先に公平に書いておきます。Flat4のベッドキットは、それだけでも十分なクッション性があります。マットを敷かなくても普通に寝られますし、寝心地が悪いわけではありません。
クッション厚は45mmあり、完全にフラットになるのも大きな利点です。ここは素直に満足しています。
それでも私がマットを足したのは、単純にそのほうがより快適に眠れたからです。「足りないから補った」というより、「足したら、もっと良くなった」という感覚に近いです。
車中泊の寝心地は、想像以上に重要だと思っています。旅先というだけで、ただでさえ非日常で疲れます。そのうえ眠りが浅いと、翌日の運転にも観光にも響きます。数千円で寝心地が一段上がるなら、足す価値は十分にあったというのが私の結論です。
ベッドキット本体のレビューはこちらです👇

車中泊では使わなくなったもの:インフレーターマット
プラドで車中泊をしていた頃は、コールマンのキャンパーインフレーターマット ハイピーク(ダブル)を使っていました。
寝心地は良かったです。厚みがあってふかふかで、地面の硬さをまったく感じません。キャンプで使うなら文句なしだと思います。
ではなぜやめたのか。ハイエースでは厚みが仇になったからです。
- マットが厚いぶん、寝る位置が高くなる
- 結果として天井が近くなり、圧迫感が出る
- 起き上がるときや寝返りのときに、窮屈さを感じるようになった
ポイントは下地が変わったことです。自作の板張りから、クッション45mmのFlat4に変わったので、マット側で厚みを稼ぐ必要がなくなりました。それなのに厚いマットを載せ続けると、寝る位置だけが高くなって天井が近づく——これが圧迫感の正体でした。
コールマンは手放していません【今も出番があります】
誤解のないように書いておくと、コールマンのインフレーターマットは処分していません。車中泊で使わなくなっただけで、家で今も活躍しています。
- 来客時の寝具として:厚みがあるので、床に敷いてもしっかり寝られます
- 家族が体調を崩して部屋を分けるとき:別室にすぐ寝床を作れます
厚みがあって、使わないときは空気を抜いて小さくできる——この特性は、車内より家の中でこそ活きました。「車中泊に合わなかった=悪い商品」ではありません。これから買う方も、仮に車で使わなくなっても無駄にはならないと思います。
今使っているもの:ニトリの高反発マットレストッパー(4cm)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品 | ニトリ 高反発マットレストッパー M2205 |
| サイズ | ダブル |
| 厚み | 約4cm |
| 敷き方 | Flat4ベッドキットの上に直接 |
4cmと聞くと薄く感じるかもしれませんが、これで十分でした。ベッドキットの硬さはしっかり吸収してくれて、それでいて天井までの空間が犠牲になりません。
インフレーターマットから替えて、寝心地は良くなりました。「厚みを妥協して寝心地を落とした」のではなく、車内という条件では4cmのほうが快適だったということです。
サイズをダブルにしたのは、ハイエースの荷室幅にちょうど収まるからです。大きすぎると端が浮き、小さすぎると隙間ができます。敷いたときに「ぴったり」なのが、地味にストレスがないポイントでした。



マットの厚みは「下地のクッション」で決まります
ここまで「4cmで十分」と書いてきましたが、これはFlat4を使っている場合の話です。下地がどれくらいやわらかいかで、必要な厚みは変わります。
数字で見るとはっきりします。
| 下地のクッション | 上に敷いたマット | 合計 | |
|---|---|---|---|
| ハイエース(Flat4) | 45mm(キット標準) | ニトリ 40mm | 約85mm |
| プラド(自作) | かなり薄い | インフレーターマット(厚手) | — |
Flat4は、ベッドキットの時点ですでにクッションが4.5cmあります。だからこそ、上に敷くマットは4cmでも十分な寝心地になりました。
一方、プラドではベッドキットを自作していました。自作なので下地のクッションはかなり薄く、そのままでは硬くて寝られません。だからマット側で厚みを稼ぐ必要があったのです。
しかもプラドのほうが車内空間は狭かったのですが、それでも厚いインフレーターマットを使っていました。寝心地を優先したからです。狭さより、硬さのほうが睡眠に響くと判断しました。
自作したときの構造と費用はこちらです👇

では、あなたは何cmを選べばいい?
- クッション付きの市販ベッドキット(Flat4など)→ 3〜4cmで十分。厚くすると天井が近くなって圧迫感が出ます
- 板張り・自作・クッションが薄いキット → 厚めのマットで補う。インフレーターマットが向いています
- シートを倒して寝る → 段差を吸収する必要があるので、さらに厚みが要ります
つまり「マット単体の厚み」ではなく「下地+マットの合計」で考えるのが正解でした。私の場合は合計8.5cmで落ち着いています。
お使いのベッドキットのクッション厚が仕様に書いてあるか、確認してみてください。そこから逆算すれば、買うべき厚みが決まります。
夏はさらに1枚重ねています
マットの上に、夏は冷感の敷きパッドを重ねています。マットだけだと蒸れるので、季節で1枚足す形です。
使っているものと、その効果はこちらに書きました👇

まとめ:マットの厚みは「下地+マットの合計」で考える
- ベッドキットだけでは連泊がきつい。上に敷くものまでセットで考える
- 厚いほど良いわけではない。下地がやわらかいのに厚いマットを重ねると、天井が近くなって圧迫感が出た
- 下地+マットの合計で考える。Flat4はクッション45mm+ニトリ40mm=約85mmで快適。板張りや自作でクッションが薄いなら、厚いマットで補う
- サイズは車の荷室幅に合わせる。ハイエースにはダブルがちょうど
- 夏は冷感の敷きパッドを1枚重ねる
車中泊は、それだけで体力を使います。寝心地に投資した分は、翌日の楽しさで返ってきます。ベッドキットで満足せず、その上の1枚まで考えてみてください。
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