【ハイエース8型】ミラー自動格納をDIY|2,980円・カプラーONでキーレス連動対応

ハイエース

ハイエースに乗っていて地味に不便だと感じていたのが、ドアロック時のミラー操作

・駐車のたびに手動でミラーを畳む

・ロックしたか分かりづらい

・狭い駐車場でミラーを当てそうになる

今回は、車種専用設計・完全カプラーONのミラー自動格納キットを使って、

キーレス連動でドアミラーが開閉するDIYを行いました。


今回のミラー連動でできること

  • 車種専用設計で安心
  • 完全カプラーONで配線加工ほぼなし
  • 純正ミラースイッチと連携可能
  • キーレス連動でミラー自動開閉

動作内容

  • ドアロック(キーOFF) → ミラーCLOSE
  • ドアアンロック(キーON) → ミラーOPEN

駐車時の安全性向上と、日常使いの利便性が一気にアップします。


ミラー連動のメリット

ドアロック時にミラーを自動格納

ドアロックをかけると、ミラーが自動で畳まれます。

狭い駐車場や路上駐車時でも、ミラーの接触・破損防止につながります。

「ミラーが畳まれている=ロック済み」なので、施錠確認にもなるのが地味に便利です。

ミラーが開くタイミングは好みに合わせて調整可能

一般的には「ドアアンロック時にミラーが自動展開」という使い方になりますが、

我が家のハイエースではアンロック信号はあえて使用していません。

理由はシンプルで、

  • 荷物を取りに行くだけのとき
  • すぐに乗らない場面

こういったケースでも、アンロックのたびにミラーが開くと

正直ちょっと忙しいと感じたからです。

そのため、

  • ロック信号:接続する
  • アンロック信号(緑の線):接続しない

という配線にしています。

この設定だと、

  • ドアロック時 → ミラー格納
  • エンジン始動時 → ミラー展開

という動きになり、

「乗るときだけミラーが開く」のでかなり快適です。

※ 緑の線(アンロック信号線)は絶縁処理をして未接続にしてください。


取付前の注意点(重要)

パノラミックビューモニター装着車について

ハイエースでは、パノラミックビューモニターを装着した場合

ドアミラーの自動格納機能が純正で備わっています

そのため、

  • パノラミックビューモニター付き → 追加ユニットは不要
  • 非装着車 → 今回のような後付けが必要

という違いがあります。

我が家のハイエースはパノラミックビューモニター非装着だったため、

今回のDIYを行いました。


DIYなら低コストで実現可能

ディーラー後付けやオプションに比べ、

今回使用したような**自動格納ユニット(約2,980円)**で、

ミラー連動機能を追加できます。

コストを抑えて快適性を上げたい人には、

DIYはかなり現実的な選択肢だと思います。


車両仕様について

本記事の内容は、

**私のハイエース(8型)**をもとにしています。

  • 年式
  • 型式
  • グレード
  • オプション装備

によって、

  • 配線色
  • 信号の取り出し位置
  • 動作仕様

が異なる可能性があります。

必ず事前に自分の車両仕様を確認し、作業は自己責任で行ってください。


取付手順

① 準備

作業前にバッテリーのマイナス端子を外します

電装系DIYの基本ですが、ショートや誤作動防止のため必須です。

⚠️ 寒冷地仕様のハイエースは注意

寒冷地仕様の場合、

  • 助手席側
  • 運転席側

2か所にバッテリーが搭載されています。

どちらか一方だけ外していると通電したままになるため、

必ず両方のバッテリーのマイナス端子を外すようにしてください。


② ユニットとハーネスを接続

自動格納ユニットに、付属のコネクタ付きハーネスを接続します。

ハーネスには以下の配線が含まれています。

  • 電源
  • ロック信号
  • アンロック信号

③ ミラースイッチパネルの取り外し(写真あり)

ここは写真を見ながら進めると分かりやすいポイントです。

1. クリップ2か所を外す

まずはミラースイッチパネル周辺のクリップ2か所を外します。

※ 写真では赤丸で位置を示しています。

内張り剥がし、もしくは指で慎重に外してください。


2. ボンネット・給油口レバーを外す

次に、

  • ボンネットオープナー
  • ガソリン給油口オープナー

のレバーを外します。

赤丸部分を押しながら引くと外れます。

こちらも写真で位置を確認してください。


3. カバーを外す

レバーを外したら、カバー全体を外します。

写真のように下側を持って手前に引くと外れます。

無理にこじらず、ツメの位置を意識しながらゆっくり外すのがコツです。


4. 各カプラーを外す

カバーが外れたら、裏側に接続されているカプラーを外します。

外すのは以下の3か所です。

  1. ① エンジンスイッチのカプラー
  2. ② オートランプのカプラー
  3. ③ ミラー調整スイッチのカプラー

それぞれの位置は写真で確認できるよう、

こちらも赤丸で場所を示しています

カプラーのツメを押しながら、

無理な力をかけずにまっすぐ引き抜いてください。


④ 本体ユニットの取り付け(写真あり)

ミラースイッチパネルを外したら、本体ユニットの設置を行います。

  • ETC本体の上側スペースに両面テープで仮固定
  • さらに結束バンドで本体ユニットを固定して脱落防止

両面テープだけでも設置は可能ですが、

走行中の振動を考えると結束バンド併用がおすすめです。


⑤ 配線の取り回し(写真あり)

電源線・ロック線・アンロック線をまとめて、

助手席側へ配線していきます。

断線や干渉防止のため、

  • 配線は束ねる
  • 絶縁テープでしっかり固定

を意識してください。

グローブボックスを外して配線を通す

  • グローブボックスを取り外す
  • 写真の赤丸部分から配線通しを使用
  • 助手席側へ配線を引き込む

無理に引っ張らず、

既存配線に沿わせるように通すとキレイに仕上がります。


⑥ 各配線の接続(取付位置を明確に解説|写真あり)

ここはどこに接続するかを明確にしないと迷いやすいポイントなので、
写真とあわせて具体的な位置を説明します。

配線説明説明

常時電源の接続位置

右列/上から2番目の青線
ここに、ユニット側の赤線(常時電源)を接続します
※写真で赤丸表示しています。

ロック信号の接続位置

右列/上から6番目の青線(太め)
ここに、ユニット側の青線(ロック信号)を接続します
※ 写真で赤丸表示しています。

アンロック信号の接続位置

右列/上から4番目の赤線(太め)
ここに、ユニット側の緑線(アンロック信号)を接続します
※ 写真で青丸表示しています。

接続手順

配線の接続にはスプライス端子を使用しました。

車両側の配線をカッターで少し剥き出しにする

スプライス端子で接続

接続後、絶縁テープでしっかり補強

接続する配線

  • ドアロック信号線(太めの青線) → ユニットの青線
  • 常時電源 (青線)→ ユニットの赤線

アンロック信号線(緑)は今回は接続していません。

我が家では、ミラーは

  • ロック時:ミラー格納
  • エンジン始動時:ミラー展開

という動作にしたかったためです。

アンロックのたびにミラーが開くと、

荷物を取りに行くだけの場面でも動いてしまい、

少し煩わしく感じました。

このキットは配線次第で動作を選べるのがメリットなので、

使い方に合わせて接続方法を決めるのがおすすめです。

⚠️ 注意点

  • 未使用の配線(緑)は必ず絶縁処理をする
  • 年式・グレードにより配線色が異なる場合あり
  • 必ず検電器で確認する
  • ACC電源には接続しない

⑥ 動作確認・復旧

  1. バッテリーを再接続
  2. ロック/アンロック動作確認
  3. ミラーの格納・展開をチェック

問題なければ、

  • 露出配線を絶縁処理
  • 配線の固定を再確認
  • 外したパネルを元に戻す

これで作業完了です。


実際に使ってみた感想

正直、

**「最初から付いててほしい装備」**レベルで快適です。

  • ロック確認が一目で分かる
  • 駐車時の安心感アップ
  • 毎回のミラー操作から解放

ハイエースで電装DIYを考えている人には、

難易度低め・満足度高めのおすすめカスタムです。


※ 本記事はDIY作業の一例です。作業は自己責任で行ってください。

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