「荷物が多くてベッドの上まで占領されてしまう…」「天井の空間が余ってるのにうまく使えていない…」
そんな悩みを解決するのがサイドバーです。ハイエースの車内両サイドに取り付けるバーで、天井収納の土台になる重要なパーツです。
この記事では、イレクターパイプを使ったサイドバーの作り方を、実際に施工した経験をもとに手順・材料・費用を丁寧に解説します。
まずは完成形を見てください

こちらが完成したサイドバーです。左右にスッキリと取り付けられ、天井の圧迫感もなく荷室全体が広々と使えています。このサイドバーが車中泊DIYのすべての土台になります。
こんな空間が約2万円のDIYで作れます。
このDIYで何が変わるか
- ベッドの上に荷物を置かなくていい → 就寝スペースが広がる
- 天井の空きスペースを有効活用できる
- イレクターパイプのアタッチメントで今後も拡張し放題
注意点(先にお伝えします)
このDIYには車体への穴あけ加工が伴います。作業は自己責任でお願いします。
また台座の自作は金属加工の知識と設備が必要です。私は知り合いの金属加工職人に頼んで作ってもらいましたが、一般の方には楽天で売っている市販の台座を購入することを強くおすすめします(約12,500円。割高ですが強度が全然違います)。
なぜ穴あけ方式なのか
クリップナットを使う方法やカーメイトの市販品は、もともと車体についているステーを利用する構造です。ただしそのステーは溶接が甘く耐荷重が低いため、すぐに壊れるという情報があります。

今回の穴あけ方式は手間はかかりますが、人がぶら下がっても壊れないくらいの強度が出ます。天井収納の土台になるものなので、強度は妥協したくないところです。
必要な材料
楽天で買うもの
- 補強用台座(Ulticarrier 補強取付ブロックキット OP-BASEBLOCK2)約12,500円
※割高だけど強度が全然違うので必須
Amazonで買うもの
- Φ28イレクターパイプ用アタッチメント NSJ-1×8セット(POSTEK)約2,900円
ホームセンターで買うもの
- イレクターパイプ 2500mm
- エンドキャップ
自作台座を使う場合のみ追加で必要なもの
ホームセンターで購入
- 台座(縦約50mm×横約25mm×厚さ約18mm)上面にΦ6mm穴、下面にM6ピッチ1.0のタップを立てたもの
※市販品はないため金属加工業者への依頼が必要。知り合いがいない場合は楽天の市販台座を購入するのが現実的 - 台座固定用ボルト M6×45mm 六角穴付き皿ボルト
- ターンナット
必要な工具
- インパクトドリル
- たけのこドリル(ステップドリル)
- パイプカッター
- マスキングテープ
- 絶縁テープ(台座とボディが直接触れると電蝕で錆の原因になるため)
- ゴムハンマー
- タッチペン(車体色に合わせる)
取り付け手順
STEP1|内装を剥がす
- 天井の内張りを剥がす
- 後部のゴムパッキンを外す
- クリップナットを外す
- 後部座席のシートベルトを外す
STEP2|台座の取り付け位置を決める
- 台座にアタッチメントを仮付けする

- 車体に当てて取り付け位置(高さ・前後)を決める
- ドリルを軽く当てて穴あけ位置に印をつける

- 左右それぞれ前後2箇所ずつ、合計4箇所マーキングする
STEP3|車体への穴あけ
- 穴あけ箇所の周囲をマスキングテープで養生する(金属粉・傷防止)
- まず10mm以下のドリルで下穴をあける

- たけのこドリルで10mmぐらいまで広げる

- 残り3箇所も同様に穴をあける
STEP4|錆止め処理
- 穴あけ箇所の金属粉・バリを取り除く

- 穴の断面が剥き出しになると錆の原因になるため、タッチペンで塗布して保護する

- 十分に乾燥させる
STEP5|台座を固定する
- 台座と車体の間に絶縁テープを貼る(電蝕による錆防止)

- ターンナットを穴に挿入する

- 台座をM6×45mm皿ボルトで締め付けて固定する

- 残り3箇所も同様に固定する
STEP6|内装を戻す
- 天井の内張りを元に戻す
- ゴムパッキンを戻す
- シートベルトを戻す
- 後部座席のアシストグリップは取り付けずそのまま外しておく(サイドバーの固定に使うため)
STEP7|イレクターパイプのカット
- パイプカッターでイレクターパイプを2,200mmにカットする
- 切断面のバリを取り除く

STEP8|エンドキャップの取り付け
- パイプの両端にマスキングテープを一周貼る(かさ増しでキャップをしっかり固定するため)

- テープの上からエンドキャップを取り付ける
- ゴムハンマーでしっかり叩き込む
※接着剤を使う方法もあるが、マスキングテープのかさ増しでも十分固定できる
STEP9|イレクターパイプの取り付け
- メタルジョイントをパイプに取り付ける(片側4箇所)

- アタッチメントを車体に取り付ける(片側4箇所)

- メタルジョイントを車体側に取り付けたアタッチメントにはめ込む
- 六角レンチでしっかり固定する

- 左右しっかり固定されているか確認する
STEP10|完成確認
- サイドバーを左右に揺らして固定されているか確認する
- 走行前にもう一度全箇所のボルトの締まりを確認する

まとめ
今回はハイエース200系にイレクターパイプでサイドバーを自作する方法を解説しました。穴あけの手間はかかりますが、人がぶら下がっても壊れないくらいの強度が出ます。クリップナットや市販品とは比べものにならない安心感です。
台座の自作はハードルが高いので、楽天の市販品を購入するのが現実的です。費用は少し割高になりますが、強度と安全性を考えると間違いなく価値があります。
次のステップ:天井収納DIYへ
このサイドバーを土台にして、天井収納も作りました。メッシュパネルを取り付けるだけでベッド上の荷物をすべて天井に移せます。就寝スペースが劇的に広がるので、車中泊の快適さがまったく変わります。天井収納の作り方は次の記事で詳しく解説します。お楽しみに!

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