

ハイエースの車中泊で必ずぶつかるのが「荷物の置き場所」問題。床やベッドの上に置けば寝るスペースが削られ、移動のたびに荷物の引っ越しが始まる…。そこで私が出した答えが「天井収納のDIY」です。イレクターパイプとメッシュパネルを使って、デッドスペースだった天井付近を収納に変えました。材料は4点だけ。この記事では、実際に作った手順とコツをそのまま公開します。
前提:サイドバーが必要です(第1弾の記事へ)
この天井収納は、車内側面に取り付けたサイドバーに固定する方式です。まだサイドバーがない人は、先にこちらのDIY記事からどうぞ。今回はその第2弾になります。

用意した材料(4点)と工具
| 材料 | 数量 |
| イレクターパイプ 2500mm | 1本(半分にカットして使用) |
| アイリスオーヤマ メッシュパネル ブラック MPP-3012 | 1枚 |
| エンドキャップ J-49 | 4個 |
| クロス メタルジョイント(Φ28mm用) | 4個 |
- 工具:パイプカッター/ゴムハンマー/結束バンド/メジャー/マスキングテープ(エンドキャップのかさ増し用)
イレクターパイプはホームセンター、またはネットで
イレクターパイプは長物で送料が高くなりがちなので、近くにあるならホームセンターで買うのが一番安上がりです。カットもその場でお願いできる店舗もあります。ネットで買うなら、カラーが選べる公式通販が便利です。
イレクターパイプはスパクリショップ(スペーシア公式通販)でも購入できます。シルバー以外にもブラック・メタリック・クリアコートなど豊富なカラーバリエーションがあり、車内インテリアに合わせてコーディネートできます。長物でも自宅に届くので(5,000円以上送料無料・長物も送料無料)、ホームセンターに行く手間が省けます。
作り方【全手順】
手順①:イレクターパイプを半分にカット
2500mmのパイプをパイプカッターで半分(1250mm×2本)に切ります。パイプカッターならクルクル回すだけで、切り口もきれいです。

手順②:エンドキャップの取り付け【コツあり】
切ったパイプの両端にエンドキャップ(J-49)を付けます。ここでコツ。そのままだと緩いことがあるので、パイプの端にマスキングテープを巻いて”かさ増し”してから、ゴムハンマーで叩いてしっかり入れます。これでガタつかず抜けにくくなります。

手順③:メッシュパネルをパイプに仮止め
メッシュパネルをパイプに結束バンドで仮止めします。30cmごとに5箇所、反対側のパイプも同じく5箇所で合計10箇所。この段階では「仮止め」でOK。あとで位置を微調整するので、締め切らないのがポイントです。

手順④:サイドバーに取り付け【ここは二人作業】
パネル+パイプをサイドバーの上に載せ、クロスメタルジョイント4箇所で固定します。天井付近で長物を支えながらの作業なので、ここだけは二人作業推奨。一人が支えて、一人がジョイントを締めるとスムーズです。


手順⑤:結束バンドを本固定して完成
全体の位置が決まったら、仮止めしていた結束バンドの位置を最終調整して本締め。余った端をカットすれば完成です。



使ってみて:荷物が「浮く」と居住空間が広がる

- 寝るスペースがフルで使える:寝袋・衣類・軽い荷物は全部天井へ。ベッドの上に荷物がない生活は快適そのもの
- 荷物の引っ越しが不要:移動→就寝のたびに荷物を移動させる作業から解放されます
- メッシュだから中身が見える:どこに何があるか一目瞭然。フックを掛けて吊り下げ収納の拡張もできます
ちなみに、この天井収納が活きるのは車中泊のときだけではありません。普段づかいでも荷物の整理にとても便利。買い物袋や上着、こまごました物をポンと上に載せておけば、床や座席が散らからず車内がすっきりします。「車中泊仕様は普段は邪魔になりそう」と思われがちですが、むしろ日常の使い勝手が上がりました。
天井までの距離を実測
「どれくらいの荷物が載るのか」「寝るときに頭がぶつからないか」が分かるように、実際にメジャーで測りました。

| 測った場所 | 距離 | 何の目安か |
| メッシュパネル → 天井 | 約20cm | 載せられる荷物の高さ |
| サイドバー → 天井 | 約15cm | パイプを通す位置の参考 |
| マット → 天井 | 約63cm | 寝るときの頭上の空間 |

まねする前に必ず読んでください
- ハイエースの天井は場所によって高さが違う
- 特に後ろ側は数値が変わる
- 取り付ける位置で必ず実物を測る
- ここの数字は私が付けた位置での実測値
私はこの収納を車内の後ろ側に付けているので、寝るときの居住空間には影響していません。マットから天井までは約63cmあり、起き上がって頭をぶつけることもありません。気になるのは、後ろに置いた荷物を取りに行くときだけです。
注意点
- 重いものは載せない:結束バンド+メッシュパネルの構造なので、載せるのは軽いもの(寝袋・衣類・小物)まで。工具や飲料など重量物は床側へ
- 走行前に落下チェック:ブレーキで前に滑らないよう、荷物の置き方と固定を確認
- 頭上クリアランス:設置高さによっては乗り降りで頭をぶつけやすくなるので、位置決めは実際に座って確認を
イレクターパイプDIY、他にもまとめています
天井収納はサイドバーの強度がそのまま効いてきます。土台をどう作るか(穴あけが要る車・要らない車)を、イレクターパイプDIY全体としてまとめた記事があります👇

まとめ|材料4点で車中泊の質が変わる
イレクターパイプ1本とメッシュパネル、ジョイント・キャップだけで、ハイエースの天井が収納に変わります。作業のヤマ場はサイドバーへの取り付け(二人作業)くらいで、DIY初心者でも十分作れるレベル。「荷物が居住空間の邪魔をしない」——この一点だけで、車中泊の快適さが本当に変わります。サイドバーとセットで、ぜひ試してみてください。
あわせて読みたい(ハイエースDIY・車中泊シリーズ)



コメント