



【最重要】ディーゼルは使うオイルが決まっている
ハイエースのディーゼル(4型以降・1GD-FTV)は、必ず「DL-1規格」のエンジンオイルを使わなければなりません。
これを守らないと、排ガス浄化装置(DPF)が目詰まりを起こして故障します。修理代は数十万円になることもあるので、絶対に間違えないようにしましょう。
| エンジン型式 | 推奨粘度 | オイルのみ | フィルター込み |
|---|---|---|---|
| 2.8Lディーゼル(7〜8型)1GD-FTV | 0W-30(DL-1) | 5.5L | 6.1L |
| 3.0Lディーゼル(3〜6型)1KD-FTV | 0W-30(DL-1) | 6.6L〜 | 6.8L〜 |
ぼくが使ったのはトヨタ純正のDL-1 0W-30(20Lペール缶)。ペール缶なら3回以上分あるのでコスパが良いです。なおエンジンオイルは値上がり傾向にあるので、購入前に必ず価格を確認してみてください。
交換頻度の目安
ディーゼルハイエースのオイル交換は5,000km毎または6ヶ月毎が目安です。オイルフィルター(エレメント)は2回に1回の交換で問題ありません。
用意するもの
エンジンオイル(DL-1 0W-30)
ディーゼルハイエースは必ずDL-1規格のオイルを使うこと。これだけは絶対に外せません。ペール缶なら1回あたりのコストが下がり、3回分以上まとめて確保できるのでおすすめです。
オイルフィルター(エレメント)
フィルター交換は2回に1回でOK。DRIVE JOY V9111-3009はハイエース適合品として広く使われています。
ドレンパッキン(ガスケット)
オイル交換のたびに必ず新品に交換してください。再利用するとオイル漏れの原因になります。トヨタ純正サイズは21×12×1.6。
廃油処理ボックス(ポイパック)
抜いたオイルをそのまま捨てることはできません。6.5L以上のものを用意してください。フィルター交換込みで6.1L出るので余裕のあるサイズがおすすめ。
オイルジョッキ
新しいオイルを注入するときに使います。ハイエースはエンジンルームが狭いのでロングノズルタイプが断然使いやすいです。
ラチェット(14mm・12mm)
14mmはドレンボルトの取り外し・取り付け、12mmはアンダーカバーの取り外しに使います。ソケットレンチセットを持っていれば兼用できるので、わざわざ単品で買わなくてOKです。
オイルフィルターカップ(65φ)
フィルターを外すための専用工具です。65φのものを用意してください。1本持っておくと作業がスムーズです。
パーツクリーナー
ドレンボルトやフィルター周りの油汚れを清掃するのに使います。1本あると作業がぐっとやりやすくなります。
使い捨てニトリル手袋
オイル交換は手が汚れる作業です。ニトリル手袋は油に強く破れにくいのでおすすめ。大量に用意しておくと安心です。
木材・カースロープ(嵩上げ用)
前輪を乗り上げて車体を持ち上げ、作業スペースを確保するために使います。ぼくは廃材で代用しましたが、カースロープとして市販品も売っています。
オイル交換の手順【下抜き・フィルター交換込み】
① 車を嵩上げする
木材に前輪を乗り上げる形で嵩上げしました。カースロープや市販のジャッキを使っても◎。必ずパーキングブレーキをかけてから作業してください。

② 助手席を跳ね上げてフィラーキャップを外す
助手席のすぐ下に付いているカーペットをめくり上げると、椅子を固定している金具が2か所出てくるので、そこを外すと助手席が跳ね上がります。エンジンにアクセスできたら、オイルフィラーキャップ(注油口)を事前に開けておくと、オイルが抜けやすくなります。

③ ドレンボルトを外してオイルを抜く
ドレンボルトの真下に廃油処理ボックスを置いてから作業します。

14mmのラチェットでドレンボルトを緩め、外すと一気にオイルが出てくるので注意。ある程度出なくなるまでそのまま放置します。

④ オイルが抜けている間にアンダーカバーを外す
待ち時間を有効活用。12mmのラチェットで6箇所のボルトを外すだけです。


⑤ ドレンボルトを締める
締める前にパーツクリーナーでボルトとパッキンをきれいに清掃します。ドレンパッキンは毎回新品に交換してください。再利用するとオイル漏れの原因になります。
締め付けトルクは約25N・m。締めすぎるとオイルパンのネジ山をなめてしまうので注意してください。
⑥ フィルターを交換する
廃油処理ボックスをフィルターの下に移動させてから作業します。
ラチェットでフィルターの蓋を外す

フィルターについているプラスチック製のキャップで内部のオイルを抜く

オイルが抜け切ったらキャップを外す(横に折り曲げるように外す)
65φのオイルフィルターカップでフィルター本体を外す

折れた爪が内部に残っているので取り除く
パーツクリーナーで内部とカップ周りを清掃する
フィルター本体側のOリングを新品に交換する(新しいオイルを薄く塗ってから取り付ける)

65φのオイルフィルターカップでフィルター本体を取り付ける
蓋側のOリングも新品に交換する(同様に新しいオイルを薄く塗る)

蓋を締めて完了

⑦ 新しいオイルを入れる
オイルジョッキで注油口からオイルを注入します。フィルター交換込みの場合は6.1L(オイルのみの場合は5.5L)が適正量です。一度に全量入れず、少し少なめに入れてからレベルゲージで確認しながら調整するのがコツです。

⑧ オイルレベルゲージで確認して完了
フィラーキャップを閉めてエンジンをかけ、1〜2分アイドリング。エンジンを止めて数分待ってからゲージで確認します。油面がLラインとFラインの中間〜F付近にあればOK。アンダーカバーを戻して作業完了です!

DIYのコスト比較
| 項目 | DIY(目安) | ディーラー・店舗 |
|---|---|---|
| エンジンオイル(6.1L分) | 約5,000円(ペール缶換算) | 11,000〜15,000円前後(部品代+工賃) |
| オイルフィルター | 約800〜1,200円 | |
| ドレンパッキン・廃油処理ボックス | 約500〜800円 | |
| 合計 | 約6,300〜7,000円 | 11,000〜15,000円前後 |
オイル高騰の影響でDIYのコストも上がってきています。ペール缶の価格は購入タイミングによって変わるので、楽天スーパーセールやお買い物マラソン時にまとめ買いするのがおすすめです。
まとめ
- ディーゼルは必ずDL-1規格のオイルを使う(最重要)
- 嵩上げは木材への乗り上げでOK。ジャッキ不要でも作業できた
- ドレンボルトは14mm、アンダーカバーは12mm、フィルターカップは65φ
- ドレンパッキン・Oリングは毎回新品に交換
- オイルのみ:5.5L / フィルター交換込み:6.1L
- DIYならディーラーより約6割のコストで済んだ
- エンジンオイルは値上がり中。購入前に価格チェックを
初めてのDIYオイル交換は少し緊張しますが、手順通りにやれば問題なく終わります。ぜひ挑戦してみてください!
こんな人はDIYに向いている
✅ 毎回ディーラーや店舗に頼んでいてコストが気になる
✅ 愛車の状態を自分で把握したい
✅ 工具を少しずつ揃えていきたい
❌ 作業スペースや工具がまったくない方には向きません。
ただし、木材・ラチェット・廃油ボックスがあれば始められます。
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