「カプチーノやカフェラテを家で楽しみたい。ミルクフォーマー付きの全自動マシン、便利そう」
——でも、こう思って止まっていませんか。「ミルクの掃除が面倒そう」「ミルクを入れっぱなしにしたら悪くなりそう」。
実は私がそうでした。マグニフィカS(手動ミルク)を2年使っている私が、ミルク全自動のマグニフィカスタート ミルクモデル(ECAM22062)を検討するにあたり、両方の取扱説明書を読み比べました。結論から言うと、私の不安への答えは取説にちゃんと書いてありました。
結論:不安だった「ミルク問題」、取説に答えがありました
- 不安①「ミルク入れっぱなしで悪くならない?」→ 残ったミルクはコンテナごと冷蔵庫に入れてOK(取説に明記)
- 不安②「掃除が面倒じゃない?」→ 毎回の洗浄はボタン1つの自動洗浄。ただし1日の終わりに分解洗浄が必要(ここは正直に:手間はゼロではありません)
- 価格差は約26,000円。毎日ラテ系を飲むなら1杯あたり約24円で「全自動」が買える計算。ブラック中心なら差額で豆が10kg買えます


2機種の基本スペック比較
| マグニフィカS (ECAM22112) |
マグニフィカスタート ミルクモデル(ECAM22062) |
|
|---|---|---|
| 実勢価格(執筆時点) | 58,800円前後 | 84,800円前後 |
| ミルクの泡立て | 手動(フロッサー) | 全自動(ラテクレマシステム) |
| ワンタッチメニュー | エスプレッソ/カフェ・ジャポーネ | エスプレッソ/カフェ・ジャポーネ/カプチーノ |
| 操作パネル | ボタン+ダイヤル | タッチパネル |
| 豆・粉の2WAY | 対応 | 対応 |
| 自動内部洗浄 | 対応(電源ON/OFF時) | 対応(電源ON/OFF時) |
| 保証 | 公式チャネルなら3年(デロンギファミリー登録・条件は要確認) | |

コーヒー部分の基本性能(コーン式グラインダー・豆と粉の2WAY・自動内部洗浄)は共通。違いはほぼ「ミルクをどう扱うか」に集約されます。
一番の違い:ミルクが「手動」か「全自動」か
マグニフィカSのカプチーノは「11ステップの手作業」です
S使いの私が正直に言います。Sでカプチーノを作るのは、取説通りに数えると11ステップあります。ミルクジャグに牛乳を入れ、スチームボタンで予熱し、ノブを回してフロッサーで泡立てて……しかも取説の「上手に泡立てるコツ」にはこう書いてあります。
- フロッサーの先をジャグの端に寄せ、「キュルキュル」と音が鳴る位置を探す
- ジャグの側面を手で触りながら、触れないくらい熱くなったら(60〜65℃)止める
- ぬれたふきんの上でジャグをトントンと叩いて大きい泡を潰す

……もはやバリスタの修行です。実は私、冬は今でもほぼ毎日、この手動泡立てをやっています。慣れれば体が覚えますが、毎日やっているからこそ断言できます——「これ、自動の方が絶対に楽」です。
もう1つ、毎日やっていて気づいたことがあります。手動はスチームの当て方がその日によって微妙に変わるので、泡立ちにばらつきが出ます。つまり味も日によって変わる。お店のように毎回同じ味にするのは、手動ではけっこう難しいんです。

スタートは「ミルクを入れてボタンを押すだけ」
スタートのミルクモデルは、ミルクコンテナに牛乳を入れて本体に差し込み、カプチーノボタンを押すだけ。ふわふわのフロスミルクとエスプレッソの抽出まで全自動で、終わったら自動で止まります。泡のきめ細かさは「ラテクレマシステム」がやってくれるので、腕前は関係ありません。


不安①「ミルク入れっぱなしで悪くならない?」→ コンテナごと冷蔵庫でOK
私が一番ひっかかっていたのはここでした。マシンにミルクをセットする以上、常温で放置することになるのでは?と。
スタートの取説には、衛生についてこう書かれています。
- すぐ使わないときは、ミルクコンテナごと冷蔵庫に入れる
- 1日の終わりには残ったミルクを必ず廃棄し、コンテナを分解洗浄する
つまり運用イメージは「朝、コンテナに1日分のミルクを入れる→使わない間は冷蔵庫→夜、残りを捨てて洗う」。ミルクが本体に入りっぱなしになる設計ではありませんでした。牛乳パックから毎回注ぐのと衛生面の考え方は同じです。
不安②「掃除が面倒じゃない?」→ 両方の手入れを正直に比較
| タイミング | S(手動フロッサー) | スタート(ミルクコンテナ) |
|---|---|---|
| ミルクを使うたび | ジャグに水を入れてスチーム約10秒+フロッサーを拭く(約1分の手作業) | CLEANボタンを押すだけ(熱湯でノズルを自動洗浄) |
| 1日の終わり | 特になし | コンテナを分解して洗う(ふた・ノズル・チューブ等を外してぬるま湯+食器用洗剤) |
| 食洗機 | - | 50℃以下コースで使用可(取説明記) |

正直に言うと、「掃除が面倒そう」という予想は半分当たりで半分外れでした。
- 外れ:毎回の洗浄は自動。Sの「ジャグに水入れてスチーム」より、実はボタン1つのスタートの方がラク
- 当たり:1日の終わりの分解洗浄は、パーツを外して洗う手間が確かにあります。ただし食洗機OKなので、食洗機のある家なら夜の食器と一緒に放り込むだけ
「毎回分解して洗うのかと思っていた」私にとっては、想像よりだいぶ現実的でした。
約26,000円の価格差、どう考える?
実勢価格の差は約26,000円(執筆時点)。これを「高い」と見るかは、ラテ系を飲む頻度で決まります。
- 毎日1杯ラテ系を飲むなら:3年(保証期間)で約1,100杯。1杯あたり約24円で泡立てが全自動になる計算です。カフェのラテ1杯500円前後と比べれば誤差みたいなものです
- ラテは週1以下なら:26,000円はほぼ「使わない機能代」。差額で豆が10kg以上買えます(1kg2,000円台のコスパ豆なら半年分)。ブラック中心ならSで十分です


結論:どっちを選ぶべきか
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| ブラック・アイスコーヒー中心/初めての全自動/価格重視 | マグニフィカS |
| カプチーノ・カフェラテをほぼ毎日/家族がラテ派/泡立ての練習はしたくない | マグニフィカスタート ミルクモデル |
2年Sを使ってきた私の本音を最後に。Sに不満はありません。冬は毎日フロッサーで泡立ててラテ系を楽しんでいます。ただ、毎日手動でやっている当事者として言うと、「自動の方が楽だな」と感じるのが正直なところ。泡立ちのばらつき=味のばらつきも手動には付いて回ります。もしあなたがこれからラテ系メインでマシンを選ぶなら、「手動でもできる」ではなく「ボタン1つで毎回同じ味」を選んだ方が、満足度は高いはずです。
どこで買う?【3年保証の公式チャネルで】
どちらのモデルも、公式オンラインショップ・楽天公式・Amazon公式のいずれで買っても、デロンギファミリー登録で3年保証が付きます(条件は変更の場合あり・購入時にご確認ください)。並行輸入品や中古は保証対象外のことがあるので、公式チャネル一択です。
執筆時点ではセールでSが58,800円前後・スタートが84,800円前後まで下がるタイミングがありました。大型セール(プライムデー・楽天スーパーセール等)が狙い目です。
タッチパネルの従来スタート(ECAM22020・ミルク機能なし)との比較はこちら。

スタートの旧モデルやディナミカも含めた全体像はこちらで比較しています。

Sの手動ミルクでアイスカフェラテを作る方法はこちら(夏はこれで十分楽しめます)。

マグニフィカSの正直なデメリットはこちらにまとめてあります。

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